ADHDのコラム

ADHDの特性を理解して生きる「ADHDが生きづらさを感じないための環境作り」

「ADHDを治したい」と思ってましたが、無理でした

私がADHD傾向があると分かったのは小学生の頃です。それからずっと「ADHDを治したい」と思い、生きてきましたが無理でした。

「気を付けよう」と努力しても同じミスをしてしまう。

薬でADHDの症状を緩和することは出来てもADHDそのものが治るわけではない。

ADHDの特性は気合いじゃ解決できません。

最初は頑張ろうと思っても、長続きしません。

よく考えたら当たり前です。特性に抗ってるんですもの。

ADHDの特性に「気合」や「努力」で抗っても、ADHDは治らないし、問題は解決しない。

同じ労力を使うなら、

ADHDでも働ける環境を見つける「努力」

ADHDでも快適に過ごせる部屋作りをする「努力」

をした方が良いという結論にたどり着きました。

つらいことをひたすら我慢するだけが努力ではない。

自分で自分にルールを与えて、生きづらくするのはやめた方が良い。

ADHDでも幸せになる権利はある。幸せになるために、自分で環境を作るんです。

ADHDが生き抜くためにするべきこと

<仕事編>

ADHDの特性が出てもマイナス評価を受けない環境で働く

<日常生活編>

ADHDの特性を加味した上で「なんとか生きていける」部屋作りをする

<仕事編>

ADHDは「ミスが一切許されない」仕事には向いていません。

(例) 銀行員、公務員、事務

多少のミスは許容してくれる環境、ミスをしても、自分でリカバリーできる環境を選んだほうがいいです。

(例) 営業職、クリエイティブな職、

就活・転職の際には、その仕事の「ミスが許されない」度を自分で考えて、「絶対ミスが許されないな」と思う職種は避けた方が無難です。

働きたい会社、職種の「ミスの許容度」を考える!

<日常生活編>

日常生活は自分が苦手とすることに一つ一つ対処方法を見つけることが大切です。

実際の私の事例をもとにお話しします。

(例1) 「皿洗い」

<ADHDの一人暮らし時代>

こまめな皿洗いが出来ず常にシンクが使った皿でいっぱいでした。

そんな状態ではまともに料理ができないので、コンビニのおにぎりで済ます。

土日に気合を入れて片づける→シンクに皿がたまるを繰り返してました。

<ADHDの二人暮らし>

皿洗いは食洗器に任せてます!

皿を放り込むだけで、ピカピカになるのでとても楽です。

そのおかげでほぼ毎晩自炊ができています。

食洗器は新品だと高いイメージがありますが、中古や型落ち品だと3万円位のものもあります。

皿洗いは食洗器に任せる!

(例2)「洗濯」

<ADHD一人暮らし時代>

一人暮らしのときはただの洗濯機だったので、大変でした。

洗濯機に服を入れて回すことはできますが、こまめに干すことができない

その結果、何日も放置して、再度洗濯機を回すことがよくありました…

<ADHDの二人暮らし>

乾燥機付き洗濯機を使っています!

乾燥までしてくれるので、洋服を干すことが大幅に減りました。

平日は乾燥できる服のみを洗濯機に入れて、スイッチオンするだけ。

乾燥できないYシャツやカットソーは週末にまとめて、洗濯→ハンガーに干しています。

ハンガーに干す行為が圧倒的に減りました。

乾燥機付き洗濯機のおかげで切る洋服に困ることなく生きれています。

洗濯は乾燥機付き洗濯機に任せる!

(例3)「部屋が物でゴチャゴチャ」

<ADHDの一人暮らし>

部屋が物でゴチャゴチャしてました。

整理整頓も出来ないので、掃除のときは物を右から左にどかしてクイックルワイパーかけてました。

<ADHDの二人暮らし>

使わないものは勿体なくても捨てています。

ADHDはただでさえ物を多く所有しがちです。

「数か月使ってないものは捨てる」「床に物は置かない」を心がけています。

床に物が散乱し始めたら、断捨離のタイミングです!!

使ってないものを「捨てる」意識が大事!

以上、ADHDが心地よく生きるためのライフハック術です。

ほんの一部ですので、また詳しく紹介していきたいと思います。

  • 家事は家電にしてもらう
  • ADHDの特性、自分の行動傾向を加味した上で部屋を作る

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